Japanese citations of 治る

  • 1922, 岡本綺堂, 江戸の化物:
    この狐憑は、狐が落ちさえすればけろりと治ってしまいますが、治らずに死ぬ者もありました。
    (please add an English translation of this quotation)
  • 1925, 江見水蔭, 死剣と生縄:
    竜次郎の腹痛は直ぐ治ったが、折角元の健康に復したのも、二日か三日で又衰え始めて、されば、何処が不良という事無しに、唯ぶらぶらの病に均しく、腑抜けのように日を暮らしていた。
    (please add an English translation of this quotation)
  • 1929, 小酒井不木, 鼻に基く殺人:
    こうした訳で、久しく由紀子は弘の部屋を訪れなかったが、折角治りかけたビリーの薬が遅れても困るので、思い切って階段をあがると、彼女は八畳の隣りの弘の部屋の襖を何の躊躇もなくすうとあけた。
    (please add an English translation of this quotation)
  • 1930, 牧野信一, 読書と生活:
    おゝ僕はちよつと失敬する、急に腹が痛くなつたから薬を飲んで五分間ほど寝て来る、直ぐ治るのだ。
    (please add an English translation of this quotation)
  • 1938, 佐藤垢石, 水垢を凝視す:
    ところが、一度水が出て、川底の石を綺麗に洗い去り、水が治って一週間か十日もたつと、川底の石に薄く新しい垢が乗って来る。
    (please add an English translation of this quotation)
  • 1948, 坂口安吾, アンゴウ:
    タカ子の顔の焼痕は注意して眺めなければ認めることができないほど昔のまゝに治っていたが、両眼の失明は取り返すことができなかった。
    (please add an English translation of this quotation)