Japanese citations of ツンツン
1907, 泉鏡花, 婦系図:
午後、宮ヶ崎町の方から、ツンツンとあちこちの二階で綿を打つ音を、時ならぬ砧の合方にして、浅間の社の南口、裏門にかかった、島山夫人、早瀬の二人は、花道へ出たようである。- (please add an English translation of this quotation)
1909, 田山花袋, 父の墓:
1913, 宮本百合子, 砂丘:
それでも私は、自分のたよりにするものが出来た気の張りのゆるんだため、あの心地好いツンツンした素振も、ハキハキした口のききかたも忘れてしまったものだろうと少しは喜びも交って心の中に育って居た。- (please add an English translation of this quotation)
1923, 田中貢太郎, 蛾:
1928, 林芙美子, 新版 放浪記:
1929, 小林多喜二, 不在地主:
1931, 林芙美子, 風琴と魚の町:
1932, 宮本百合子, 舗道:
1932, 泉鏡花, 白花の朝顔:
……前に、あなたが、まだ、先生のお玄関にいらっしゃる時分、私が時々うかがう毎に、駒下駄を直さして、ああ、勿体ない、そう思う、思う心は、口へは出ず、手も足も固くなるから、突張って、ツンツンして、さぞ高慢に見えたでしょう。- (please add an English translation of this quotation)
1934, 牧野信一, 鬼涙村:
小徳利のやうに下ぶくれの鼻からは鼻毛がツンツンと突出て土堤のやうに盛上つた上唇を衝き、そして下唇は上唇に覆はれて縮みあがつてゐるのを無理矢理に武張らうとして絶間なくゴムのやうに伸したがつてゐた。- (please add an English translation of this quotation)
1934, 佐藤惣之助, 夏と魚:
1951, 久生十蘭, 猪鹿蝶: