Japanese citations of 憤懣

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  • 1892, 北村透谷, 徳川氏時代の平民的理想:
    然れども社界の裡面には常に愀々の声あり、不遇の不平となり、薄命の歎声となり、憤懣心の慨辞となりて、噴火口端の地底より異様の響の聞ゆる如くに、吾人の耳朶を襲ふを聴く。
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  • 1897, 清水紫琴, 誰が罪:
    日頃はこれも憤懣の、一ツとなりし継母の住居。
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  • 1908, 伊藤左千夫, 春の潮:
    はたして省作は深田の養子になり、おとよも何の事なく帰ってきたから、やっぱり人の悪口が多いのだと思うていたところ、この上もない良縁と思う今度の縁談につき、意外にもおとよが強固に剛情な態度を示し、それも省作との関係によると見てとった父は、自分の希望と自分の仕合せとが、根柢より破壊せられたごとく、落胆と憤懣と慚愧と一時に胸に湧き返った。
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  • 1910, 石川啄木, 硝子窓:
    自分の爲事を人の前に言へぬといふ事は、私には憤懣と、それよりも多くの羞恥の念とを與へた。
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  • 1912, 長塚節, :
    其の莖を痛めても構はぬ拗切りやうを見て失望と憤懣の情とを自然に經驗せざるを得なかつた。
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  • 1914, 折口信夫, 三郷巷談:
    何でもない事の様で、讒訴に堪へられぬ憤懣を感じたものである。
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  • 1916, 豊島与志雄, 球突場の一隅:
    其処から次第に対象の分らぬ頼り無い憤懣の情が起って来た。
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  • 1917, 大杉栄, 新しき世界の為めの新しき芸術:
    其の理由と云うのは、民衆芸術論の謂わゆる提唱者等が、まだ本当に民衆的精神を持っていない事、従って又今日の芸術に対する民衆的憤懣を持っていない事である。
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  • 1918, 葛西善蔵, 遁走:
    私は笹川の得意さを想うと同時に、そしてまた昨日からの彼に対する憤懣の情を和らげることはできないながらに、どうかしてH先生のような立派な方に、彼の例の作家風々主義なぞという気持から、うっかりして失礼な生意気を見せてくれなければいいがと、祈らずにはいられなかったのだ。
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  • 1919, 久米正雄, 良友悪友:
    私の胸中は、まだ憤懣に充ちてゐた。
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  • 1919, 菊池寛, ある抗議書:
    宗教の立場から云えば、現世的な法律的な区別は、どうでもいいのでしょうが、国家の司法当局が、その現世的な職務を忘れ、『加害者を天国に送る』事を奨励し、讃美するに至っては、私の如き被害者の遺族は、憤懣に堪えないのであります。
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  • 1919, 宮本百合子, C先生への手紙:
    今度の大戦で、欧州に出征した黒人は、楽しんで還った故国に非常な失望と、憤懣とを感じて居りますでしょう。
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  • 1919, 豊島与志雄, 微笑:
    そして心の底には淡い憤懣の情を感じていた。
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  • 1920, 芥川龍之介, 素戔嗚尊:
    そこには穢れ果てた自己に対する、憤懣よりほかに何もなかった。
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  • 1920, 牧野信一, 凸面鏡:
    ――あんな事を云つてゐやがる癖に、と彼は、道子が、普段のにはこれがいゝだらう、あれがいゝだらうなどゝ、財布を一つ買ふのにも実用と虚栄とを目安にした問をうるさく掛けるので、……道子の一挙動までに悉く憤懣を感じた。
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  • 1920, 牧野信一, 〔同腹異腹〕:
    書く事はいくらでもあるやうで、憤懣や希望や喜悦や悲哀は少なからず持つてゐるやうだが、それが事実余りに強く余りに見苦しいもののやうな感じさへして、書き度くないと思ふ。
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  • 1920, 長谷川時雨, マダム貞奴:
    けれど怨み死に死んでしまうほど気が小さくもない彼女は、憤懣の思いを誰れに洩すよりは、やっぱり養母に向って述べたかった。
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  • 1920, 豊島与志雄, 愚かな一日:
    然しそれでも、心の底に軽い憤懣の念が動くのを、どうすることも出来なかった。
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  • 1920, 豊島与志雄, 理想の女:
    そして彼女に対する反感――というより寧ろ訳の分らない漠然とした憤懣の情が、むらむらと湧き上ってくる。
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  • 1921, 宮本百合子, 思い出すかずかず:
    天気のよい日、磨かれた靴が特に光り、日を照り返して捩くれるのを見ると、私の心は云いようもなく重く悲しく、当のない憤懣を感じずにはいられないのである。
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  • 1921, 牧野信一, 美智子と日曜日の朝の話:
    美智子の願ひは無理はないとも思へたから、当然なら何とか口添へしてやらないこともないのだけれど「清々していゝ」と書いたことを、私は覚えてゐたから、その憤懣の余り何といふ我儘な子なんだらう、と呟いたのです。
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  • 1921, 牧野信一, 公園へ行く道:
    それだのに、こんな些細な言葉尻に、もう彼は憤懣を覚えて、実際今立ちあがつた時は、二階へ行つて試験の勉強をしようと考へてゐたにも係はらず、そんな答へをしてしまつたのである。
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  • 1921, 豊島与志雄, 子を奪う:
    ……然し今、たとい他に人がなかったにせよ、その男を敏子が間に立てたかと思えば、憤懣の念に堪えなかった。
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  • 1921, 豊島与志雄, 反抗:
    周平はそれらの話をいい加減に聞き流しながら、心あってかなしにかそういう態度をしてる彼女に対して、一種の憤懣を覚えてきた。
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  • 1922, 牧野信一, 池のまはり:
    皆なの手前、父も彼と同じやうに家庭では露骨なことは云へないのか、と思ふと、彼にも父の腹の中の擽つたい憤懣がよく解つて彼は返つて父に親しみを覚えた。
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  • 1923, 豊島与志雄, 電車停留場:
    云い知れぬ憤懣の念にわくわくしながら、あたりを見廻すと、自分と同じ感情に浸っているらしい、三千子の専心した眼付に出逢った。
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  • 1924, 牧野信一, 父の百ヶ日前後:
    口先でばかり巧みなお座なりを喋つて、娘の縁家先などを餌食にした周子の父親の心根を想像すると、その片割れである周子の色艶までに憤懣を起したりした。
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  • 1925, 牧野信一, 鏡地獄:
    さう思つても彼は、こゝで周子に何の憤懣も覚えなかつた。
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  • 1925, 牧野信一, 秋晴れの日:
    ――だが彼女は、いつもの癖で冷かに相手の姿を眺めはじめると、溶けるやうに憤懣が消えて、ふつと笑ひ出しさうにもなつた。
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  • 1925, 豊島与志雄, 不肖の兄:
    それをどうして僕があの晩、浜地の悪口を云い出したかと云えば、実は兄に対する憤懣からだった。
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  • 1926, 葉山嘉樹, 海に生くる人々:
    労働力を売って生活するこの青年も、今その売ろうとする労働力が、大きな障害を与えられたことについては、どこかはっきりしない憤懣を心の底に感ずるのであった。
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  • 1928, 国枝史郎, 娘煙術師:
    「なるほど」と突然に兵馬はいったがその声は憤懣に満たされていた。
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  • 1932, 牧野信一, 泉岳寺附近:
    私はその頃、そんな呟きより他に言葉がなくて、やけ酒をあほりながら憤懣を充してゐたと見えるのだ。
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  • 1932, 牧野信一, ゾイラス:
    おそらく私が恵まれた凡ゆる罵りや憤懣の修辞句は悉く「ゾイラス」一篇の中に注ぎ尽してしまつたゝめの、結果であらう――と想像された。
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  • 1933, 岡本かの子, ドーヴィル物語:
    小田島の言葉には来る早々からあんな女に纏られ通した憤懣も彼の無意識の中に交って居る。
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  • 1934, 堀辰雄, 菜穂子:
    読み了っても、それを読みはじめたときから私の胸を一ぱいにさせていた憤懣に近いものはなかなか消え去るようには見えなかった。
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  • 1934, 牧野信一, 創作生活にて:
    ――然し私がそんなに夢中になつて彼等を追ひかけはじめたのは、云ひ後れたが、ただそれだけの憤懣からではないのだ。
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  • 1935, 岡本綺堂, 明治劇談 ランプの下にて:
    勿論、団十郎に何の料簡があったわけではなく、彼の性質として、自分の思ったことを率直に言ったに過ぎないのであるが、それを覚ったのは遥かに後日のことで、その当時のわたしが大いに憤懣を感じたのは詐らざる告白である。
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  • 1935, 夢野久作, ドグラ・マグラ:
    まず第一に、何よりも憤懣に堪えないのは、現代の所謂『物を考える脳髄』諸君が、その脳髄ソレ自身と全身の細胞との間に、こうした第三条の応急規約が存在している事実を、夢にも気付かないでいることだ。
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  • 1935, 宮本百合子, バルザックに対する評価:
    バルザックの全生涯、全芸術の最も大きな骨組みをなす矛盾は、彼が自身の現実生活で満喫した社会悪、階級権力の偽瞞に対し常に熱のつよい憤懣の状態にあり、この社会を人間の生産力、才能その他を活かし得るところとするためには「社会科学を全くつくりかえねばならぬ」と云いつつ、一方、「自然においては一切の運動が循環であるらしく見え」結局「精神及び観念のうちに革命はつくられねばならぬ」と帰結した道行の裡にかくされている。
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  • 1935, 寺田寅彦, 柿の種:
    そのころでもすでに粗製のうその朱唐紙があって、そういうのは色素が唾液で溶かされて書物の紙をよごすので、子供心にもごまかしの不正商品に対して小さな憤懣を感じるということの入用をしたわけである。
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  • 1936, 海野十三, くろがね天狗:
    その失恋も単純な失恋ではなく、人もあろうに、半之丞と同じ若侍の千田権四郎という武芸こそ家中第一の達人であるが、蛮勇そのもののようなむくつけき猪武者にお妙を取られた形とあって、センチメンタル派の半之丞は失意と憤懣やるせなく、遂に一夜、どこともなく屋敷を出ていったのであった。
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  • 1936, 戸坂潤, 現代日本の思想対立:
    「国体明徴に対する政府今回の声明が何等の価値なきものなるのみならず、却って過去半年の軍部並に国民の努力を無視し、美濃部博士の主張を擁護するが如き結果に陥りたるは皇国のため頗る遺憾とし、憤懣に堪えざる処なりとす。
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  • 1936, 夢野久作, 戦場:
    と軍医大佐は頻りに首肯いていたが、その顔面筋肉には何ともいえない焦燥たしい憤懣の色が動揺するのを私は見逃さなかった。
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  • 1936, 宮本百合子, マクシム・ゴーリキイの発展の特質:
    」そして、更に、如何にも彼自身がインテリゲンツィアであること、インテリゲンツィアが彼自身の怠け者の同族に向って感じる厭悪と憤懣とを制せられぬ口調で云っている。
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  • 1936, 宮本百合子, 作品のテーマと人生のテーマ:
    「新しき塩」の中に語られているように、全員に対してお八つぬきが行われ、その憤懣が、はけどころを求めて、脱走した少年を半殺しにするようなこともあるかも知れぬ。
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  • 1936, 長谷川時雨, 芳川鎌子:
    当然のことでありながら、主人の寝床をつくるということにさえ堪えられない憤懣を忍ぶことが出来ないのです。
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  • 1937, 宮本百合子, 海流:
    会場全体には、尊敬する三田を公然とテーブルの中央に眺めている単純な安堵の気分と、幾らか儀式っぽい皮肉な冷静さが交流していて、自分の心にある憤懣、学生の胸にあるいろんな気持が、そのままちっとも真直ぐあらわされていない。
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  • 1937, 倉田百三, 光り合ういのち:
    五年の功を積んだ晴れの日の名誉感が傷ついただけでなく、不公正への憤懣があった。
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  • 1937, 久生十蘭, 魔都:
    一方真名古は、法律の原則は国家の遙か上に立つもので、政府の意嚮や方針で軽々しく左右されるべきでないという固苦しい意見を持っているのだから、先刻ホテルのロビイで林の口を通じて、この事件に対する政府の処置を知った時、限りない憤懣の念を感じた。
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  • 1939, 久生十蘭, 墓地展望亭:
    竜太郎は、遣る瀬ない憤懣の情から、思わず鋭い声で訊きかえした。
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  • 1940, 宮本百合子, 新女性のルポルタージュより:
    (井上澄江さんの「怒る日々」という文章も、この頃の人手不足から地主と小作の地位が逆になった有様への憤りを、生活感情全体への憤懣に押しひろげたところのものでした。
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  • 1940, 宮本百合子, 鴎外・芥川・菊池の歴史小説:
    作者は、忠直卿という若い激しい性格の封建の主君が、君臣関係のしきたりによって自分がおかれている偽りの世界への憤懣から遂に狂猛な暴君のようになり、隠居とともに天空快闊となった次第を語っている。
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  • 1941, 海野十三, 英本土上陸作戦の前夜:
    彼は、爆発点に達しようとする憤懣をおさえるのに、骨を折った、孤立無援の彼は……。
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  • 1942, 宮本百合子, 時代と人々:
    性格のひどく異った父と母との間には、夫婦としての愛着が純一であればあるほど、むきな衝突が頻々とあって、今思えばその原因はいろいろ伝統的な親族間の紛糾だの、姑とのいきさつだの、青春時代から母の精神に鬱積していた女性としての憤懣の時ならぬ爆発やらであったわけだが、その激情の渦巻は、決して娘をよけては通らなかった。
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  • 1942, 中島敦, 斗南先生:
    自分自身の失策に対する腹立たしさと、更に、その失策を誇張するかのような仰々しい彼らの騒ぎぶりと、また、自分の金銭に対する恬淡さを彼らが全然理解していないことに対する憤懣とで、すっかり機嫌を悪くしたまま、伯父はその家を出た。
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  • 1946, 坂口安吾, 女体:
    素子はその谷村にひそかな憤懣をよせてゐた。
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  • 1949, 宮本百合子, 解説(『風知草』):
    さて、こういうように、日本の社会史の上でも画期的な規模と深さとをもってまきおこされた混乱に処して、わたしはおさなく、しかし純粋な憤懣で焼かれるしか心の表現の方法を知らなかった。
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  • 1951, 宮本百合子, 面積の厚み:
    情けなさと憤懣が、喉仏のところで揉み合って、彼女はむせ返りそうな心持がした。
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  • 1951, 宮本百合子, 津軽の虫の巣:
    たとい密々に方便はあろうとも、畜生に代えて人の命を軽んずる禁令は上下の憤懣を起さずにはおかない。
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  • 1951, 宮本百合子, 地は饒なり:
    そして、人と話し、人と笑いしている間に、いつともなく緩められて行くいろいろの感情、特に空想や、漠然とした哀愁、憤懣などは、皆彼女の内へ内へとめりこんで来、そのどうにかならずにいられない勢が、彼女の現在の生活からは最も遠い、未知の世界である「死」の領内へ向って、流れ出すのであった。
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  • 1951, 豊島与志雄, 母親:
    その感涙と、神社側のあのやり方に対する憤懣と、あの綱張りの中にはいるには如何ほどの金がいるかと率直に聞けなかった切なさとを、なぜそのまま喜久子さんに打ち明けないのか。
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Verb edit

  • 1900, 木下尚江, 鉱毒飛沫:
    彼等被害民は国家の恩沢と、国法の保護とは、己等の上に輝かざる者と憤懣し居るなり。
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  • 1906, 新渡戸稲造, 武士道の山:
    最も彼れを憤懣せしむるものは、その権力の侵害せらるること、即ち抑圧を蒙ることなり。
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  • 1909, 徳田秋聲, 媒介者:
    自分は内心憤懣しながら訝つた。
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  • 1909, 森林太郎, 長谷川辰之助:
    その外素直に歸つた人は憤懣してゐるのだから、飛んだ處で、其鬱憤を洩すこともある。
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  • 1917, 原勝郎, 東山時代における一縉紳の生活:
    越えられて都合のわるい人に越えられたのでもなく、憤懣するほどの理由とてはないのであるけれども、彼の権大納言たること、長享三年以来足かけすでに十八年の久しきに及んだ。
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  • 1927, 甲賀三郎, 支倉事件:
    公判廷を出て東京刑務所に護送される途すがら、自動車の中で支倉は顔面蒼白、或いは痛恨し、或いは憤懣し、意気頗る上らなかった。
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  • 1947, 宮本百合子, 道標:
    伸子が、二木準作のコロンタイズム宣伝について憤懣する心の底には、そのとき云い表わされなかった微妙な女の思いがあった。
    (please add an English translation of this quotation)