Citations:日帰り

Japanese citations of 日帰り

  • 1906, 牧野富太郎, 利尻山とその植物:
    先ずこの日はこの位の採集で一同宿に帰って、晩食後は自分はこの採集品の整理に忙がしかったので、他の諸君のことはよく覚えていないが、多分利尻山登山の準備に就て心配せられたであろうと思う、しかしこの島の人に尋ねても、利尻山は信心にて詣る人が日帰りに登るだけのことで、道ももとより悪いし、山上に泊るべき小屋などのある訳もないとのことで、何分にも宿屋では山の上の詳しい模様は知ることが出来なかった。
    (please add an English translation of this quotation)
  • 1923, 大町桂月, 層雲峡より大雪山へ:
    塩谷温泉の連中は、日帰りの出来るぐらいに思いて、食物も十分に用意せず、草鞋も代りを持たず。
    (please add an English translation of this quotation)
  • 1924, 豊島与志雄, 道連:
    母はその薬を買いに一人で行ったのだが、父が病気で寝てるし、誰にも内密なものだから、どうしても日帰りに帰って来なければならなかったらしい。
    (please add an English translation of this quotation)
  • 1927, 平林初之輔, 山吹町の殺人:
    それから、しばらくたつと冗戯口の一つもきけるようになり、とうとう公休日に一度二人で日帰りで江の島まで遊びに行ったこともあった。
    (please add an English translation of this quotation)
  • 1941, 徳田秋声, 縮図:
    間一日おいて、松島は小菊に逢い、連れが多勢で、決してお楽しみなどの筋ではなく、客も突然の思いつきで、誰某さんに強いられて往きは往ったが、日帰りのつもりがつい二タ晩になったりして、一人先へ帰るわけにいかず、何も商売だと思って附き合っていたと、小菊もお茶を濁そうとしたが、松島はそれでは納まらず、何かとこだわりをつけたがるのであった。
    (please add an English translation of this quotation)