1907, 寺田寅彦, 話の種:
人間が談話をしたり、歌ったり、演説したりする時には、肺の中の空気を若干の圧力で押し出しているが、このために要する器械的の仕事はどれだけであるか、平たく云えば一時間しゃべるにはどれだけの労力をするかという事を測定した人がある。- (please add an English translation of this quotation)
1913, 寺田寅彦, 物理学の応用について:
1915, 寺田寅彦, 方則について:
測定という事が可能であり、測定した量の間に幾分でも普遍な関係が見出され簡単な言葉で方則が述べ得られるのは、畢竟孤立系というものが考えられるという事にもなる。- (please add an English translation of this quotation)
1916, 河上肇, 貧乏物語:
1919, 宮本百合子, C先生への手紙:
1919, 与謝野晶子, 婦人も参政権を要求す:
明治年間に藩閥、軍閥、財閥、学閥というようなものが特別に国家に役立った場合もあったでしょうから、それらの者が特権階級として国家の恩典や優遇を受けたのには多少の理由もあったかと想像されますが、今日は国民の知識が進んで、国民としての責任が個人個人に自覚されつつあるのですから、財産の有無を以て国民の創造能力を測定することは乱暴だと思います。- (please add an English translation of this quotation)
1924, 戸坂潤, カントと現代の科学:
1926, 穂積陳重, 法窓夜話:
1928, 戸坂潤, 空間概念の分析:
1928, 桑原隲藏, 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道:
1929, 戸坂潤, 科学方法論:
1929, 新渡戸稲造, 自警録:
ノルムと平均とを同じように用いても差し支えないこともあろうが、平均は実在的現象を測るもので、ノルムは実際経験の後、誰れいうとなく、十|目が見、十|指が指して、一種の理想的標準を設け、物を測定するに用うるものであると思う。- (please add an English translation of this quotation)
1929, 堀辰雄, 不器用な天使:
1930, 中井正一, スポーツの美的要素:
水なれば水に、雪なれば雪に、土なれば土に、その各々の構成|機能に身体構成のフンクチオンが適用して、新しき型を構成するその構成の効果を常に感覚が測定しながら遂に極わまれる一点にまで導いてゆくその過程、そこにいわゆる「技術美」の特徴がある。- (please add an English translation of this quotation)
1931, 宮本百合子, ソヴェト・ロシアの素顔:
1932, 戸坂潤, イデオロギー概論:
1933, 海野十三, キド効果:
1933, 海野十三, 崩れる鬼影:
1933, 戸坂潤, 社会時評:
この法律は制定されてからそんなに年数の立つものではないに拘らず、実に急速な進歩をするので有名であるが、それがどんなに多く使われる法律であるかということ、即ちそれがどんなに重宝な法律であるかということは、この進歩のテンポの旺盛な点から測定出来る。- (please add an English translation of this quotation)
1933, 戸坂潤, 現代哲学講話:
1934, 喜田貞吉, 法隆寺再建非再建論の回顧:
なるほど補闕記にはこの庚午火災の事実を以て、太子御存生中の庚午の歳の事として挿入してあるので、平子君のこの新発見は、非再建論者にとりては鬼に金棒を与えたものとも謂うべく、この実物測定上からと、記録上からとの二つの新発見をもたらせる法隆寺非再建論が、しかも期せずして同時に発表せられたのであったから、学界がたちまちこれに由って動かされたに無理はない。- (please add an English translation of this quotation)
1934, 小栗虫太郎, 夢殿殺人事件:
1934, 甲賀三郎, 血液型殺人事件:
又事実出来もするのであるが、決して馬鹿にしたものでなく、十分の経験と周到な用意を持ってしないと、往々にして他の原因で凝集するのを見誤る場合があるから、経験の足りないものの測定は危険性があるという事を、強調しておられたのだった。- (please add an English translation of this quotation)
1934, 豊島与志雄, 常識:
私はロンドンやパリーの郊外に於ける菜園の現状を調べ、その集約的栽培法の理論と実際とを研究し、肥沃土の人工的製作、電熱が植物の苗根に及ぼす作用、苗床の温度の測定、殊に困難な苗床の湿度の測定、それらを研究するために、私がある専門家の助力のもとに、市内の不便な裏通りの奥のあばら家で、意外に広い庭の片隅を利用して、如何に苦心していたかは、あなたもよく知っていよう。- (please add an English translation of this quotation)
1935, 戸坂潤, 科学論:
不必要有害な外部的影響から絶対的には免れ得ない点では、政府の米穀統制政策の試みの場合と、海底に於ける重力測定のための実験の場合とでは、矢張り程度の差こそあれ、その条件の困難に本質的な変りはない。- (please add an English translation of this quotation)
1935, 久保良英, 教育心理に關する現下の問題二三:
1936, 戸坂潤, 思想としての文学:
こうしたジャーナリストは併しその数が極めて少ないのであるが、或る国の文化がどの程度に地につき得るかということは、この種のジャーナリストの量と質とで測定することが出来るかも知れない。- (please add an English translation of this quotation)
1937, 戸坂潤, 哲学の現代的意義:
1938, 中谷宇吉郎, 雪:
抵抗の測定が完全に出来るようになれば、色々の型のバチバチの性能の比較、随ってその改良、雪道の作り方の影響、冬期間の各時期における抵抗の標準、地方による差など、調べる事はいくらでも出て来る。- (please add an English translation of this quotation)
1940, 三木清, 哲学入門:
1941, 坂口安吾, 波子:
1945, 海野十三, 地球発狂事件:
1945, 海野十三, 大脳手術:
手術の前には、回転写真撮影器による精密な測定が行われ、それからブラウン管による積算設計がなされて接合後の脚全体が資材範囲内で純正楕円函数又は双曲線函数曲線をなすように選定される。- (please add an English translation of this quotation)
1946, 海野十三, 四次元漂流:
1946, 坂口安吾, わが血を追ふ人々:
四周にたゞ賞讃の言葉だけしか聞き知ることのなかつた四郎は、何が賞讃の要件であるか、更に賞讃せられるために如何にすべきか、本能的に会得してをり、常に効果を測定してゐた。- (please add an English translation of this quotation)
1946, 宮本百合子, ある回想から:
1947, 海野十三, 断層顔:
1947, 宮本百合子, 道標:
近代科学の力をふるって大量に人間を殺しあっている前線で、一人の男が、機械力そのものの機械的な性格を積極的につかんで、砲弾の落ちる時間の間隔、角度を測定し、一つの砲弾穴から次の穴へと這い進んで僚友と一緒に自分の生命を救う場面を伸子は読んでいた。- (please add an English translation of this quotation)
1949, 原民喜, 魔のひととき:
人間が何百日間、飢餓感に堪へてゆけるか、衰弱して肺を犯されかけた男が何百日間、凄惨な環境に生きてゆけるものか、――そんなことを測定されてゐるのかもしれない。- (please add an English translation of this quotation)
1949, 坂口安吾, 戦後新人論:
1950, 阿部次郎, 三太郎の日記 第一:
1950, 中井正一, 現代美学の危機と映画理論:
1953, 佐藤垢石, 採峰徘菌愚:
1957, 和辻哲郎, 麦積山塑像の示唆するもの:
もとよりその詳細な測定や記述の仕事は、今後に残されているでもあろうが、しかしわれわれのような素人が、推古仏の源流を求めていろいろと考えてみるというような場合には、これで十分である。- (please add an English translation of this quotation)