Citations:薬莢

Japanese citations of 薬莢

• 1931, 海野十三, 省線電車の射撃手:

  警部は、それを手にとって開いてみると、二個の薬莢だった。

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• 1936, 海野十三, 空襲警報:

  それには猟銃の薬莢を並べたように、たくさんのポケットがついていた。

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• 1936, 伊丹万作, 私の活動写真傍観史:

  そうかと思うと間髪を入れずして射撃手の席に座を占めている。白い煙。砲車の逆行。薬莢の抛擲。弾薬の運搬。ああ。見ていて眼が痛くなるほどの早さである。もうそれは人間業ではない。

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• 1939, 海野十三, 火星兵団:

  博士は地下の原料タンクから地上まで鉛管を何本も出して、ポンプで吸出すように仕掛を作っておいたから、雷管のついた薬莢さえあれば、いくらでもガス弾は作れるのであった。

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• 1940, 岸田國士, 空の悪魔（ラヂオ・ドラマ）:

  （砲声続いて五発）弾丸を装填する音。発射。弾丸の空気を裂く音。爆裂する音。薬莢の落ちる音。飛行機の爆音。機関銃の音（空中戦に於ける）やがて凄じい爆弾の音。悲鳴。その余韻に続いて、再び、時計のチクタク。

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