Japanese citations of 魔気

Hakushū Kitahara (1988) 白秋全集: 詩集[1], page 499:さうではない、さうではない、ふたすらりとした両つのほそい腕から、手の指の綺麗な爪さきの線まで、シャボン何かしら石鹼が光つて見えるのだ、さうして魔気のふかい女の素はだかの感党から忘れた夏の記憶が漏電する。

知切光歳 (2004) 天狗の研究[2] (social science), page 23:にひたり、その魔気に襟元を寒くしてこそ、はじめて天みち狗岩、天狗松、天狗道 などの鬼気が身に迫るのである。

中里介山 (2010) 大菩薩峠, Volume 15[3] (comics and graphic novels), page 213:お雪ちやんは、ことで、その升信の言うところの魔気が消滅しないで、残留していてくれたほうがどのくらいよかったか— —と考えてみると、居ても立ってもいられない気になりました。